|
E&Dテクノデザイン㈱代表取締役は,「平成23年度科学技術分野の文部科学大臣表彰 科学技術賞(開発部門)」(注)を受賞しました.受賞内容は以下の通りです.
1.業績名: 振動対策のための複合WIB工法の開発
2.受賞者: E&Dテクノデザイン㈱代表取締役(岡山大学名誉教授)
竹宮 宏和
3.技術概要: 我が国には軟弱地盤が広く分布しており、交通・工場・建設工事振動などの環境振動対策,また地震時の構造物の揺れや液状化対策を必要とする.開発したWIB工法は,これら都市社会の負荷を軽減する画期的な振動遮断工法である.
本開発は、対象構造物の直下または周辺地盤内に,セル構造からなる版状構築物(WIB工)を構築する.周辺地盤とWIB工のインピーダンス比が波動の散乱減衰を起こし(制振機構),WIB工の埋設深さ指定に基づいて波動が非伝播現象を起こす(免振機構).この二つの相乗減振効果に加えて、セル内にタイヤシュレッド等の高減衰材を中詰めして内部エネルギーを吸収させ,減衰率を格段に上げる複合構造となる.
本開発により、実績において数dB ~10dBを減振して障害振動を低減する.波動伝播理論に立脚したWIB工法は性能設計が可能で、予測精度は高い.セル構成のWIB工法は,軟弱地盤に安定構築ができて,発生する低周波振動を防ぐと共に,液状化対策としても有効である.
本成果は、安全で快適な住環境の創出、ハイテク産業の安全稼働に貢献するばかりでなく、他産業使用済みの資源を再利用して、循環資源社会へ寄与している.
(注)文部科学大臣表彰 科学技術賞
この賞は,わが国の国民生活の発展向上に寄与する実際に利活用されている画期的な研究開発もしくは発明を行った者を対象に授与されます.
|