施工例

事業所・施設への振動対策

耐用年数を迎えた街中にある校舎の解体振動

世田谷区立中学の解体工事現場の振動対策②(R08.06施工 東京都)

解体工事現場
解体工事現場
現地地盤データ
現地地盤データ
対象地は揺れやすい軟弱な地盤が広く分布しており、振動対策を講じる必要があった。
施工場所
東京都
発注者
世田谷区様
施工者
伊田テクノス㈱
対策内容
対策時期
(年月)
実施工期間
(日)
施工面積
(㎡)
総施工長
(m)
費用
(円/㎡)
2026.06
18
736
1,741
70,200
※消費税は含まない。㎡当たりの費用は、対策深度によって物件ごとに変化します。

WIB設計 WIB設計解体現場と民家側の敷地境界との間の約2~10mのスペースにWIB工を施工した。スペースの広さに応じて、版状WIB工または壁状WIB工を施工した。

WIB出来形打設状況
WIB出来形打設状況

加速度波形振動レベル居住性能評価 加速度波形(鉛直)振動レベル居住性能評価(鉛直) 校舎北側の加速度振幅が、校舎南側の1/3程度まで低減した。水平方向で約7dB(55%減)、鉛直方向で約9dB(65%減)の減振効果が得られた。卓越周波数8Hzの振動が低減し、周辺民家の居住性への影響が緩和された。

振動源
建物解体工事振動
耐用年数を迎えた世田谷区立中学校校舎の解体工事において、解体作業による周辺民家への振動影響が懸念された。
保全対象
周辺民家
同区内の過去の事例と同様、対象地には軟弱な地盤が広がっており、本解体工事に伴う周辺住宅への振動影響を最小限に抑える必要があった。そのため、工事着手に際して十分な振動対策を講じる必要があり、過去に校舎解体現場にて対策実績を有するWIB工法が採用された。
対策工
版状WIB工・壁状WIB工(ハニカムセル型、格子型等)
過去の事例から得た加振力データを活用して、対象地の振動解析を実施した。その解析結果に基づき、減振目標を達成するために適切な対策規模(対策幅、対策深度等)を決定した。WIB工の形状は、広い場所では版状WIB工、狭い場所では壁状WIB工を適用した。
施工位置
振動伝播経路
解体現場と民家の間に確保された約2~10mのスペースにWIB工を施工した。また、植栽や埋設管等との干渉を避けるため、適宜WIB工の配置を調整した。
対策効果
WIB工の施工後に振動計測を実施し、WIB工の減振効果を確認した。WIB工の無い場所(校舎南側)と有る場所(校舎北側)の振動を比較した結果、解体作業による振動が55%~65%に低減していることが確認され、WIB工による減振効果が実証された。